こんにちは、アキヒロです。
先月、タイに引っ越しをしました。
移住後、少しバタバタしていましたが、生活も落ち着いてきましたので、タイに移り住んだ理由や移住に向けて行った準備等について整理しています。
前回、前々回の記事で、海外移住先にタイを選んだ理由、また、海外移住に向けた準備のお金まわりの事柄に関し、資金管理編としてまとめていますので、よろしければそちらも見て頂ければ嬉しいです。
さて、今回は海外移住に向けた準備として、査証取得や日本から海外転出するための行政手続きなど、スムーズに移住を行うための段取りについてお届けします。
査証(ビザ)の取得

海外移住するためには、その国で長期滞在できる査証(ビザ)が必要です。国ごとに長期滞在ビザを取得する難易度が異なりますので、移住先を決める上で、重要なファクターになります。
私の場合は、タイを移住先に選んだ理由でも少し触れましたが、タイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)というタイ国政府観光庁直営の国営企業が運営する外国人向けの長期滞在プログラムを利用して査証を取得しました。
実のところ、私が同プログラムに入会したのは2023年末のことになります。当時は、今すぐ仕事を辞めて海外移住しようとは考えていませんでしたが、2023年の夏頃に、タイランドエリートのプログラムが変更になるという話が聞こえてきて、しかも、具体的な金額は出ていませんでしたが、相当の値上げになるという話だったため、1〜2年程度、会員期間をロスすることになっても、いま入っておくべきと考え、滑り込みで旧制度のタイランドエリートに申し込んだという次第です。
現在はプログラムが変わってタイランドプリビレッジとなっていますので、どこまで参考になるかわかりませんが、手続きに要した時間を記しておきます。
2023年9月5日、正規代理店に申込書を送付
同年10月24日、資格審査の承認(Approval Letter受領)
同年12月21日、入会金の振込の後、正式入会(Welcome Letter受領)
旧制度終了の駆け込みのタイミングで、おそらく通常より時間がかかったと想像するところですが、申込書の送付から正式入会まで3ヶ月半ほどかかったことになります。
なお、現在のタイランドプリビレッジには、5年、10年、15年、20年と4種類のメンバーシップがあり、最長で20年の長期滞在が可能となっています。また査証だけではなく、メンバーシップの種類に応じて毎年一定のポイントが付与され、そのポイントを使うことで、空港送迎やゴルフ、スパ、健康診断等、様々なサービスを受けることができます。気になる費用については、詳細は公式サイトや正規代理店の情報をご確認いただければと思いますが、以下に簡単にまとめておきます。
|
ブロンズ |
ゴールド |
プラチナ |
ダイヤモンド |
リザーブ |
会員期限 |
5年 |
5年 |
10年 |
15年 |
20年 |
入会金(税込) |
65万バーツ |
90万バーツ |
150万バーツ |
250万バーツ |
500万バーツ |
ポイント |
なし |
20ポイント/年 |
35ポイント/年 |
55ポイント/年 |
120ポイント/年 |
ポイントの利用については、空港送迎やスパで1〜3ポイント、ゴルフで2〜5ポイントといったイメージのようです。
以前のプログラムはメンバーシップの種類ごとに受けられるサービスが決まっていましたので、好みに応じてサービスを選べるようになったというのは素晴らしい改善かと思います。
他方、以前は、20年の長期メンバーシップではあるものの、ゴルフやスパといった付加価値の高いサービスを除くことで価格を抑えたプラン(スペリオリティエクステンション(入会金:100万バーツ))などもあり、長期滞在ビザの取得という点に限って言えば、非常にコスパが良かったのですが、プログラムのリニューアルに伴い、そうしたプランはなくなってしまいました。
富裕層の移住を促進する政策の一環と考えれば、本旨に沿った変更とは思いますが、タイ移住のための査証の取得という観点から見ると、選択肢が狭まってしまった感は否めないところです。
長期滞在ビザの取得については、タイに限らず、世界中でその取得難易度が上がってきている印象です。将来的に海外移住を検討されている方は、お目当ての国の査証に関する条件が、いつどのように変わるとも分かりませんので、先のことと置いておかずに、アンテナの感度を上げておき、必要の場合は、少し早いタイミングだとしても、動く時には動いた方が良いのではと、自身の経験から思うところです。
海外転出に関する手続き

長期の海外移住には、いくつか役所でやっておく手続きがあります。これらの手続きが必須かどうかは人によりますので、それぞれの状況を踏まえて確認いただければと思います。
住民異動届(転出届)の提出
いわゆる“住民票を抜く”という手続きです。住民票を抜いておかないと、国民健康保険の保険料や国民年金、住民税を払い続けなければなりませんので、基本的には抜いておいた方が良いと思います。
他方、日本の証券会社で資産運用を継続されたい場合など、住民票を置いておくケースもあると思います。海外転出を含め、住所が変更になる場合は、基本的に銀行や証券会社に届出が必要になります。海外転出をした場合、さすがに口座を閉じられるということはないと思いますが、株式等の売買ができなくなるなど、利用に制限がかかる可能性がありますので、それを避けるために住民票を残すというのは選択肢です。
また、何かしらの事情で国民健康保険を利用したい場合も、住民票を残しておく必要があります。年金については、海外転出をすれば加入義務はなくなりますが、任意加入という制度がありますので、継続されたい方は、住民票を抜いたとしても任意加入の手続きをしておけば問題ありません。
国民健康保険の保険料の精算
おそらく市民課で住民移動届を出すと、国保年金課に行くように言われると思います。国保の窓口では、保険料を日割りで計算して精算してくれます。支払い済みの場合、転出日以降の分が返金されますので、手続きはしておいた方が良いでしょう。
年金課での手続き
国民年金にかかる手続きとしては、任意加入される場合は、任意加入の手続き、任意加入をしない場合は、国民年金の資格喪失にかかる手続きを行うことになります。
私の場合は、住民票を抜いており、国民健康保険の保険料も年金も支払っていません。
(海外移住をしたのは、もちろん海外生活の方が肌に合うからではありますが、最近の話だけでも、厚労省の年金にかかる見解「起こり得るリスクに社会全体で備え、皆さんに『安心』を提供するものです。そのため、経済的な損得という視点で見ることは、本来適切ではありません」とか、独身税導入とか、再エネ賦課金増税とか、無責任にやりたい放題やられているようで、ちょっと付き合いきれないというのも、ネガティブな理由としては正直ありますね。。。)
役所でのこれらの手続きは、面倒ではありますが、半日もあれば終わりますので、出国日が決まったのち、出国の前日までに平日半日を確保して済ませるようにしましょう。
航空券と着後滞在先の手配

さて、出発日が決まったら、航空券を手配します。移住ということで、それなりに荷物もあると思いますので、到着後の動きも考慮し、何時ごろに到着するフライトにするのか決めた方が良いと思います。私はタイ航空で午後にバンコク着、荷物は空港に荷物預かりサービスがあるので、そこに預け、その日はバンコクで友人と過ごし、翌日、昼頃のフライトでいま住んでいる街まで移動しました。
ホテルはバンコク1泊、いま住んでいる街で5泊予約し、特に延泊することなく、コンドミニアムに移りました。後述しますが、渡航前から不動産屋とは連絡をとり、候補の部屋の写真を送ってもらったり、内見の日を設定しておくなど、事前に段取りをしておいて、日数的に少し余裕があったかなと言ったところです。
住居探しのための情報収集、内見の依頼

バンコクであれば、日系の不動産屋もあるので、そうしたところに相談するのが安心かもしれませんが、基本的に地方に行くと地元の流儀に則して物件探しをすることになります。タイの地方では、日本のように店舗を構えている不動産屋に行って、条件を伝えて部屋を見に連れて行ってもらうという感じではなく、不動産のポータルサイトやFacebookを見て、その物件の仲介者の連絡先が載っていますので、その人に連絡をとって、現地で落ち合い、部屋を見せてもらうというパターンになります。
不動産のポータルサイトとしては、以下のサイトが有名かと思いますので、関心のある方は検索してみてください。
- Property Hub
- DD Property
- Hipflat
Facebookについては、Market placeで”condo rent 地名“とかで検索すると出てくると思います。
私はDD PropertyとFacebookのMarketplaceで気になった部屋がありましたので、出発の4、5日前あたりから2名の仲介者にコンタクトし、写真や動画を送ってもらい、内見の日程について調整を進めました。仲介者との連絡については英語で、1名はLINE、もう1人はWhatsAppでやりとりしていました。
現地到着後は、多少時間の変更等はありましたが、最終的に3つのコンドミニアムで計6部屋を見て、いまの部屋に決めました。事前に段取りをしていたので、ホテル滞在5泊でコンドミニアムの入居まで辿り着けましたが、到着してから仲介者に連絡していたら、仲介者の都合次第ではありますが、ちょっと厳しかったかもしれません。
なお、不動産ポータル、Facebook両方に言えることですが、すでに借り手がついている物件が消されずに掲載され続けていることがよくありますので、気になる物件があれば、遠慮せず、仲介者に連絡して、まだ空室かどうか早めに確認した方が良いと思います。仮にすでに借り手が決まってしまっていた場合でも、類似の部屋でネット未掲載の物件を仲介者が抱えているケースもありますので、積極的にコミュニケーションして行くのが良いと思います。
留意点としては、仲介者がどのような人物か見極めが重要です。レスポンスは遅くないか、返信はこちらの問い合わせに十分に応えた内容となっているかなどは気にして見ておいた方が良いと思います。仲介者が個人事業主としてビジネスをしているケースも少なくなく、その場合、会社としてのフォローはありませんので、仲介者の質がすべてです。情報収集や段取りなどの事前のコミュニケーションのなかで、そのあたりについても意識的に確認されることをお勧めします。
前回記事、移住準備のお金まわりの事柄をまとめた資金管理編に続き、今回は海外移住に向けた準備として、査証取得や日本出国のための行政手続きなど、スムーズに海外移住を行うための段取りについて記載しました。
今後、タイでの生活についても色々書いていきたいと思いますので、また見に来ていただけると嬉しいです。
今日はこのあたりで。
それでは!