こんにちは、アキヒロです。
今回は長期投資における株の買い場について考えてみたいと思います。
長期投資をする際、いつ株を買うのが良いのか、それはやはり株価が暴落したときではないかと思います。当たり前と言えば、当たり前ですが、株は安く買って高く売ることで利益になるわけですから、暴落時、株価が下がっているタイミングで買う方が有利です。
米国の著名投資家ウォーレン・バフェットが、リーマンショックの際に果敢に買い入れを行い、巨額の利益を上げたことはよく知られている話です。
では、なぜ多くの人はそうした投資行動がとれないのでしょうか。
端的に言えば、「まだ下がるのでは」、「株価が下がって損をしているのに、さらに損を拡大したくない」といった恐怖心ではないかと思います。
バフェットも、投資に高いIQは必要なく、感情をコントロールして、理論と事実に立脚して判断をしていけば良い、といったことを言っていますが、いざその場になると、恐怖や不安を払拭していくことはなかなか難しいことではないかと思います。
とはいえ、大きなチャンス(暴落局面)はそう度々起こるものではありませんので、次にチャンスがきた際には、冷静に判断していけるよう、過去の暴落時、株価がどのような動きをしたのかを振り返っておきたいと思います。
以下はS&P500のチャートです。

2000年以降に起きた大きな暴落は2回。2000年〜2003年頃の下落はITバブル(ドットコムバブル)の崩壊ですね。また、2007年〜2009年頃の急落はリーマンショックです。
今回は、S&P500とダウ平均のチャートを基に、このITバブル崩壊とリーマンショックに関し、次の2つの視点から整理をしていきます。
- どれくらい下落したのか
- 底値(底値圏)に達するまでにどれくらいの時間がかかったのか
ITバブル崩壊時の株価の動きを振り返る
まずS&P500のチャートを見てみましょう。

下落直前の最高値は、2000年3月の1552.87ドル。
底値は2002年10月で、768.63をつけています。
よって、最高値から最安値まで、約2年7ヶ月をかけて50.5%下落したということになります。
ただ、実際には最安値ドンピシャで買いを入れることは難しいと思いますので、“底値圏”という形で、底値付近で幅をもたせて考えることにし、仮に、底値圏を900ドル以下とした場合、最高値から底値圏上限(900ドル)への下落率は42%となります。
最初に900ドルを割ったのは2002年7月になりますので、直前の最高値から約2年4ヶ月で底値圏に達したと見ることができます。
続いてダウ平均を見てみましょう。

下落直前の最高値は、2000年1月の11750.28ドル。
最安値は2002年10月に7197.49ドルをつけています。
したがって、最高値から2年9ヶ月をかけて、38.7%下落したということになります。
また、底値圏を仮に8000ドル以下とみると、最高値から8000ドルまでの下落率は32%。
最初に8000ドルを割り込んだのは、2002年の7月になりますので、およそ2年半かかっています。
リーマンショック時の株価の動きを振り返る
続いて、リーマンショックの際の株価の動きを見ていきます。
まずS&P500です。

下落直前の最高値は、2007年10月の1576.09ドル。
最安値は2009年3月で666.79ドルをつけています。
最高値から最安値までの下落率は57.7%、約1年5ヶ月をかけて下落しています。
底値圏を800ドル以下とすると、最高値から800ドルまでの下落率は50.7%。
最初に800ドルを割り込んだのは2008年の11月ですので、1年1ヶ月程で底値圏に達したとみることができます。
続いて、ダウ平均を見ていきましょう。

直前最高値は2007年10月の14198.10ドル。
底値は2009年の3月に6469.95ドルをつけていて、最高値から最安値までの下落率は54.4%、およそ1年半をかけて下落しています。
底値圏を8000ドル以下とみるなら最高値から43.66%の下落になります。
最初に8000ドルを割り込んだのは、2008年10月になりますので、約1年で底値圏に達したとみることができるかと思います。
まとめ
- 暴落後の買い場は、最高値をつけてから早くても1年〜1年半後
- 下落率はS&P500では40〜50%、ダウ平均では30〜45%が底値圏の目安
よって、直近の最高値から1年くらいは様子を見つつ、S&P500が40%、ダウ平均が30%下落したあたりから、チャートを見ながら、安値更新や、転換後は押し目のタイミングで数回に分けて買いを入れていくというのが、暴落後の買い場に関する1つの考え方ということが言えるのではないでしょうか。
ただし、これは過去2回の暴落から読み取れる1つの見方であって、あくまで頭の体操としての話です。未来のことは誰にもわかりませんので、投資判断は各自の責任でお願い致します。
今回は以上です。
ご参考になれば幸いです。